おはようございます。横浜市上大岡駅から徒歩3分のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今日は比較的湿度も低く、爽やかな1日になりそうです。
さて、最近、カウンセリングルームに見えるクライエントさんに、結婚について悩んでいる30代後半の女性が増えています。
一般的に女性は30歳直前に「結婚」について悩む大きな山がくると思いますが、その時、シングルで生きる道を選択した人はしばらく仕事に没頭し、30代半ば過ぎまではそのままシングルライフを謳歌する方が多いように感じます。
もちろんその間に結婚する方もいますが、次に大きな山が来るのが30代後半、36歳か37歳でしょうか。
その頃には女性も社会的地位も上がっていて、仕事上のスキルと経験も十分積んで、収入面も安定しています。
しかし、世間の風当たりというか、世間の見る目は誰が何を言ったわけでもないのに「結婚していない自分」に冷たいと感じ、ひとりで焦り、引け目を感じ出すのがこの頃かもしれません。
彼とは「価値観が合わない」という理由で、つい最近、別れてしまったクライエントさんに「あなたにとって結婚はなぜ必要なの?」と問いかけたところ「世間体が悪いから」という答えが返ってきました。
ある意味、世間の評価を得るためには片目をつぶってでも結婚しようと考えていたけど、いざ、そのつもりでおつきあいしてみたら越えられない壁がいくつかあって結婚に踏み切れなかったということでした。
20代ならもっと動物的な感覚で結婚に飛び込めたかもしれないけれど、30代後半ともなるとそこまで突っ走るエネルギーも勇気もない、そのくせ、世間体という曖昧模糊とした概念が彼女たちを苦しめているような気がします。それも40歳になってしまうと、また、吹っ切れるというか諦めめの境地に達するのか、結婚結婚と振り回されなくなるののでしょうが…。
自分軸でしっかり自分のことを捉えることができ、大切にすべきものが見えている人は、そこまで「結婚」を世間体という枠組みで無理やり選択する必要がないと思いますが、昔から、他人軸=偏差値、ブランド、世間の評価のようなものを基準に人生を生きてきた人にとって、「結婚」はマストで手に入れたいものになってしまうようです。
しかし、冷静に考えて、結婚は赤の他人の男女がひとつ屋根の下に暮らし、性的に結ばれ、家族として生きていくわけですから、世間体だけのために結婚してもうまくいくはずがないのは明白でしょう。
まずはご自分の人生としっかり向き合って、自分軸で答えを出して欲しいと願っているところです。

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