こんばんは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
何だか急に蒸し暑くなってきましたね。早くも爽やかな季節は終わりでしょうか。
さて、あるクライエントさんから高校卒業後の進路として演劇を志したけれど、結局、自分には向いていないと気づき諦めてしまったというお話を伺いました。なぜ、諦めてしまったのか理由をお聴きすると「演劇にはあらかじめ台本があるから、それを読めばいいと思っていたけど、やってみたらもっとずっとクリエイティブで自分には無理だと思いました」と答えてくれました。
ひとつの演劇やバレエの舞台の台本は1冊かもしれませんが、大きな役はダブルキャストが組まれていたりして、それぞれの役者によって表現が違うので、観客は好きな役者さんが演じる日を選んで観に行きますよね。
それと同じでたとえ同じ台本、つまり、同じ学校や会社など、環境やスタートラインが同じでも、同じ人生を歩むかというとそうではありません。
人生の台本を書くのはそれぞれのひとりひとりです。人生は自分で台本を書いて、自分で演出し、自分で演じるひとり芝居のようなものです。
だれも台本を書いたりせりふ回しを教えてくれませんし、素晴らしい演出や効果を考えてくれるわけでもありません。けれど、逆に言えば、責任さえ持てば、何をやっても何を言っても自由という台本をひとり1冊手に入れているのです。
人生のエンディングをハッピーエンドにするのか、人生の折々にいろいろな人と出会いどんなライフイベントが待っているのか、決めて実行するのはすべてあなた自身です。
もちろん人生は山り谷あり、思い通りにはならない結果に打ちのめされることもあるでしょう。
しかし、それをどう捉えどう気持ちを立て直し前に向かうのか、一大感動巨編にするのか平凡でつつましやかなストーリーにするのか、結局、自己責任で自分で書くしかない、それが人生の台本です。
もし今、その人生の台本に行き詰って筆が進まないとか折れてしまったのなら、誰かにアドバイスを受けたり、他の人の人生の台本を参考にするといい知恵が湧くかもしれませんよ。
相談相手に心理カウンセラーを選ぶというのもひとつの方法です。
セッションでご自分のこれまでの人生を一度整理し、次の展開を考えてみる、それがカウンセリングの目的です。

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