おはようございます。いよいよ花粉の飛散がピークを迎え、辛い毎日を送っている方も多いのではないでしょうか。
横浜市の上大岡駅近くのカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
さて、人間は贅沢なもので、今、手にしているものはあって当たり前と思う傾向があるようです。
よく大病をなさった方が「病を得て、初めて道端に咲いている小さな花の可憐さに気づいたわ」みたいなお話をなさるのを耳にします。やることがいっぱいあって、元気に動き回っているうちはなかなかそうした小さなことにはかまっている余裕もないし、自分の生活に必要のないものは目にも止まらないということかもしれませんね。
でも、個人的にはここ10日間ほどの寒暖差の激しい気候の中で、ふと「太陽って凄いなぁ。太陽の光が差しているだけでこんなに温かいんだ」と感じているところです。
当カウンセリングルームにいらしたクライエントさんは、それぞれご自分の今の状況を事細かにお話してくださいます。
初回は「どこからお話したらいいのか…」とおっしゃりながら、積もり積もったお悩みを吐露するかのように、時には涙を流しながら、これまでの日々に関わった人からどんなことをされたり言われたりしたか、いかに傷ついたかなどを切々と訴えようとなさいます。
話していくうちにどんどんご自分が悲劇のヒロインのようになっていく方もいます。
お悩みの中身も、人間関係の相手も、皆さんそれぞれ違いますが、お話の調子としては、何をやってもうまくいかない、みんな失ってしまった嘆き、自分は悪くないと思っている自分など、トーンは似ている気がします。
客観的にお話を伺っているカウンセラーとしては「ずいぶん勿体ないなぁ」「あなたはまだいろいろ手にしているのに…」と感じるクライエントさんも多く見受けられます。
マインドが悲劇のヒロインになってしまうと、ご自分が今、手にしているもの、頑張って手に入れたものは、どうやらあって当たり前になってしまうようで、失ったものや手に入らなかったものばかりがクローズアップされてしまいがちです。
カウンセリングは今のご自分を客観的に観察して見つめ直す作業から始まります。
そろそろ悲劇のヒロインの舞台に幕を下ろし、新しい役どころをつかんで、次の舞台に立ちませんか。
カウンセラーはあなたが新しい舞台に立つお手伝いをいたします。

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