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『共依存』の人とはどんな人か

おはようございます。今日までが寒くて、明日からは気温が急上昇するそうです。ようやく春ですね。

さて、本日は『共依存』という耳慣れない言葉についてのお話です。

共依存とは恋愛や夫婦・親子関係において、相手にハマってしまうことで、ものごとの判断基準が相手の考えや気分に寄ってしまい、自分自身が分からなくなるとか、自分というものがないという状態に陥ることをいいます。

恋愛の相手や夫婦における共依存では、常に相手を最優先にし、自分の時間や他の人間関係を犠牲にしてでも一緒にいようとする傾向があります。また、自分の自信の欠如から相手の承認を求め続けたり、「捨てられるかもしれない」という不安に常に苛まれています。

相手のために自分を犠牲にすることは、一見、強い愛情表現や深い絆に見えるかもしれませんが、実際には両者の自立を阻害していますし、健全な関係性の構築を妨げています。お互いの感情に振り回され、自分を見失いやすく、長期的には心身共に疲れてしまう関係性です。

共依存になりやすい人の特徴としては、人間関係において「お世話好き」であり、また、「自己評価が低い」ことが挙げられます。

世話好きの度が過ぎると、何でも相手側に従わなければいけないと無意識に考えるようになってしまい、誰かをお世話することで自分の存在価値を見出そうとする行為は、やがて相手を支配しようという支配欲にもつながり、いつのまにか共依存関係に陥っているということもあり得ます。

また、自己評価が低い人は自分の存在価値を見出せず、ものごとをネガティブに捉える傾向があり、心配のあまり、相手が要求していないことでも、嫌われないようにと空回りした行動をとったり、気遣いしすぎてお門違いな言動をとりがちです。

結局、共依存傾向の強い人にとって、多くの人と人間関係を円滑に進めることはとても疲れることなので、家族とか恋人とか限られた人間関係の中でしか生きることが出来ずに、世間が極端に狭い人も見受けられます。

「いつも本当の自分を出せずにいる」「人のためにあれこれしてしまう」「断ることが出来ない」「自分で決断することが苦手」などの生きづらさを感じている方は共依存傾向が強いかもしれません。

そんな人間関係のお悩みをお持ちなら、認知行動療法でひもといてみませんか。

いつでも相談にいらしてください。お待ちしています。

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