ブログ

認知行動療法で何を変えるのか

こんにちは。横浜市上大岡のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。

急に冬が来てしまって、着るものに困りますね。体調を崩していませんか。

本日は当カウンセリングルームが主軸に掲げている「認知行動療法」とはどんな心理療法なのか、少し詳しくお話してみようと思います。

認知行動療法のセッションでは、毎回、アセスメントシートという用紙が宿題のように渡されます。

最初の1枚は「人間関係」を書く欄と「ストレスのかかった出来事」と「ストレス反応」を書く欄は、洋紙の半々をしめています。けれど2枚目以降に出されるアセスメントシートには、ストレスの外在化といって、最近、もしくは過去にあったストレスフルな出来事を、日記のような感じで1件につき1枚のアセスメントシートに書いていただきます。そして、そのシートを基に詳しくお話を伺い、カウンセリングを行います。

アセスメントシートには、出来事を書く部分と「認知」「行動」「気分・感情」「身体反応」を書く欄があり、クライエントさんは客観的かつ分析的に自分に起こったストレスフルな出来事を記録します。

客観的かつ分析的という部分が非常に大切で、どんなにイライラしたり、悲しかったり、涙がこみ上げてくるような出来事も、自分の言葉で一度シートに落とし込み、、それをカウンセラーに話すことで、ご自分のものの見方や捉え方の特徴が見えてくるのです。

ものごとは見方を変えると見え方が違ってくるということがあります。

例えば、ここに1杯のフレッシュオレンジジュースがあるとして、一気に半分飲んで、残りの半分を見て「あ~、もう半分しかない」という人と「まだ半分あるから大丈夫」と思う人がいるように、同じ事象でも角度を変えてみると別の見え方や考え方があり、今までとっていた言動とは違う言動をとることもあり得るなと気づくことが出来るのです。

何十年か生きている間に、人は誰もがその人特有のよく似たものの捉え方と行動をしてしまいがちですが、それを少し変えてみることで相手の反応が変わったり、自分自身も新たな気づきを得て、悩みが解決するかもしれない、それが認知行動療法です。

書店には自分で認知行動療法をやってみるといったワークブックも並んでいますが、認知行動療法で大切な客観的かつ分析的に自分を観ることができるかというと、なかなか難しいようです。

認知行動療法に興味があっても、ひとりでやることに自信がない方は、カウンセラーを伴走者にご自身の認知と行動を変革してみませんか。

自分を変えることが出来るのは、変わりたいと思った人だけです!

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP