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共依存的な人間関係とは

おはようございます。今朝は久しぶりの秋晴れでとても気持ちのいい朝です。

横浜・上大岡駅の近くのカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。

現在、当カウンセリングルームに見えているクライエントさんの中に、親御さんの介護にすっかり疲れている方がいらっしゃいます。他にもダンナさんが妻を拘束するタイプで息苦しさを感じている方や、子育てに忙しく自分が働きに出ることも出来ず、なんだか子育てに追われている内に1日が終わり、ふと気づくと孤立している気がする方など、これらの方の共通点は誰かのお世話や気遣いばかりしていて、自分らしい生き方が出来ていないということです。

そして、いつの間にか自分の生きがいが「誰かのために自分がなっている」「その人には自分がなくてはならない存在だ」になってしまって、介護や子育て、夫の世話に縛られ、ご自分が自立できていないことに気づけなくなっているのです。

そのように誰かのために生きている人は、その介護やお世話をする相手が亡くなったり成長してしまうと、一挙に喪失感を味わい、自分が何のために生きているのか迷子になってしまう方もいます。

大抵の方は次なるお世話をする人を見つけ、その人の世話をすることに自らの生きる価値を見出すのですが、そうやって歳月が流れてしまうと、やがて一人になり、孤独にさいなまれるということになりかねません。

こうした互いに依存しあうような関係を「共依存」と呼び、元はアルコール依存症の夫とその世話をする妻という人間関係から発した言葉ですが、今ではもっと広い意味で使われています。

もし、現在のあなたが介護や誰かのお世話をするために疲れ果てているとしたら、忙しい今の生活の中にも自分というものをしっかり持っていないと、やがて空の巣症候群や燃え尽き症候群のような状態になってしまうかもしれませんよ。

どんな状況でも相手との距離を上手にとって、自分らしさとは何かを考え、自分の生きる意味や歓びを手放さずに生きていきましょう。介護や子育て、家族の世話などに巻き込まれ過ぎないようにしてください。

カウンセリングルームにいらしてカウンセラーと話すだけでもリフレッシュになるかもしれませんよ。

いつでもご連絡ください。お待ちしています。

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