こんにちは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
あなたはご自分の中にいくつかの人格があると感じたことはありませんか。
例えば、普段、温厚な人なのに、車の運転をすると急に荒っぽくなって、前の車に詰めたり、スピードを出し過ぎるなんていうのも一例です。
また、特定の人にだけ、意地悪になったり、嫌味を言うといったケースもあります。
もしくは「地雷を踏む」という言い方をしたりしますが、何かをきっかけに怒りがこみ上げてきて、語気を荒げて爆発してしまうなどというのも、多重人格的側面の表れと言えるでしょう。
自分が嫌いな作業、苦手な人間関係を前にすると、駄々っ子のような感情に支配されることもあります。
つまり、いつもの冷静で穏やかな性格の裏側に邪悪で凶暴な一面が隠れていたり、急に不安になったり、心配事がきっかけで恐れおののいたり逆ギレしたりするなど、全く別の人格が立ち現れることがあるのです。
それはだれもが持っているもので、通常は理性でコントロール出来ているものが、何かの拍子やシチュエーションの変化によって、大体はネガティブな側面がでてくるというものです。
臨床心理ではこうした多重人格的に出現する、自分でも手に負えないと思う性格や感情に名前を付けて、別個のキャラクターとして観察します。この手法をモード・アプローチと呼んでいます。
「駄々っ子」や「泣き虫」「いばりん坊」「独裁者」「怒りの大魔王」などユーモアのあるネーミングや、その人にしかわからないエピソードからくる名前をつけるのもいいですね。
そうやって自分の中にいる何人かのキャラクターを観察することで、自分の中の多面性を理解することがモード・アプローチの目的です。
もし、困ったキャラクターが表に出そうになったらどうするのか。何と声をかければ収まるのかといったことを考えたり、自分をコントロールすることにモード・アプローチを学ぶ意味があります。
意外と自分では自分のことは分かっていないことも多いですし、自分自身が一番手強かったりします。
そんな時、カウンセリングという場でそれを解き明かし、自分を上手にコントロールすることを学びませんか。
ご興味のある方はいつでも気軽にご相談ください。
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